話す間柄にまだない 「ユニークな妹だな」 食べ終わってから悦嗣は、離れのレッスン室にさく也を案内した。言葉の洪水の中に浸かるのにも、さすがに限界が見えてきていたので。 「一日一緒にいたら、耳鳴りがするぞ」 エアコ...